GitHub ActionsでVimの起動速度の履歴を管理する

ぺりー
May 31, 2024

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vim-startuptime badge

本記事は Vim駅伝 2024–05–31 に寄稿しました。

お久しぶりです!ぺりーです。
最後に駅伝を走ってからあっという間に3ヶ月が経ってしまいました。

vimrcの手入れをしているVimmerのみなさん、起動速度の手入れもしていますか?

私はGitHubでvimrcの変更履歴を管理をしていて、本来であれば(?)変更後にVimの起動体験が著しく損なわれていないかの確認をするべきですが、体感で判断してしまうことがよくありました。

その結果、いつの間にかもっさりしているかもと思って、checkoutしては起動速度を計測するなど調査に時間が取られることがありました。
(vimrcは関係なく、viminfoにゴミが溜まりすぎていたこともありました)

そこで今回はcommit毎にVimの起動速度を計測し、履歴を残せるGitHub Actionsを書いてみました。

Vimのsetupには thinca/action-setup-vim を、 Vimの起動速度の計測には rhysd/vim-startuptime を使用しました。

GitHub Actions Job Summaryを使用して、詳細な計測結果をわかりやすく表示するようにしました。

GitHub Actions Job Summaryで表示する詳細な計測結果
GitHub Actions Job Summaryで表示する詳細な計測結果
GitHub Actions実行結果画面
GitHub Actions実行結果画面

GitHub Actions Job SummaryはActionsの実行結果画面から Details(上記画像を参照)から見る必要があり面倒に感じたため、gistを使ってbadgeを表示できるようにしました。

READMEに追加したbadge
READMEに追加したbadge

gistのbadgeにすることで履歴を一覧で見ることができるようになりました。

gistのrevisionsに表示される起動速度の履歴
gistのrevisionsに表示される起動速度の履歴

GitHub Actions一つで設定できる上、自身のvimrcのインストール手順の見直しもできたので、ぜひ試してみてください。

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ぺりー
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Written by ぺりー

Satoru Kitaguchi. Backend Engineer at eureka, Inc.

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